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近況報告ブログ 谷元だより 今日も谷元工務店は地元をベースに東へ西へ。お客様と感動を共有するため、地道にがんばります。大きな視野と細部を見つめる目を大切に。

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2011年11月15日

年末になってくると

カテゴリー:
家を守るメンテナンス

先週に比べると、今日はぐっと気温も下がり

なんか、冬の入口に差し掛かった感じがしてきましたね。

 

街のお店なんかでも、クリスマスのイルミネーションを飾りだしてる所もありますが、

この前の日曜日の日中なんかは、半そでに短パンでもじわっと汗が出てくるほど暖かくって、

まったく秋・冬の感じがしませんでしたけどね・・・。

 

さて、年末になるとやってくるのが大掃除。

普段手つかずの換気扇周りや、窓・網戸・窓枠などなど、気になってはいるけれど、

やりだすと大変だからと見て見ぬふりをしている箇所も、多いのでは?

 

うちなんかもその類で、毎年この時期くらいから焦り出しますね。

そうやって、手つかずではあっても、見えている箇所は、まだ救いようがあるのですが、

お家の中には、見えてない箇所で、気が付きようがない所がたくさ~んありますのです!!

 

例えば、排水の中で雑排水(お風呂・キッチン・洗面等の排水)の升や

汚水(トイレの排水)の升のお掃除。

雑排水と汚水は基本的に別々の経路で流れて、この雑排水升と汚水升とに一度集められ

最後に下水へと流れていくのですが。

 

このマスが長年手付かずでほったらかしにしなっていると、えらい状態になっている可能性が大です。

雑排水は、普段のキッチンでの洗剤や、洗濯の洗剤などと脂分・油分などが化学反応して

しろ~いドロドロした塊に変化して、排水升で巨大化して升に付着し続け、

最後にはお風呂からの排水での髪の毛などのゴミと絡まり、詰まりの原因となります。

 

上記の様なことが原因で起こった排水の詰まりで、毎年数件、谷元工務店にSOSが入っております。

このマスが外部だったり、見える所だと比較的被害は少なくて済むのですが、

このマスが、生活しているお部屋の床下にひっそりと隠れている場合があります。

 

このひっそりマスが詰まっていて、お住まいの施主様が異変に気付く頃には、床下でプールになっている事も・・・。

詰まりの原因が、このしろい塊だけってわけではないのですが・・・。

長年お住まいになっているお家の場合は、配管が土管であることも多く、

この土管自体が劣化して、割れてたり、ずれてたりで、きっちり下水に流れてない場合もあるのですが。

まめに点検していると、早期発見で被害が最少で済む場合も。

 

だから!!

 

一年に一度はこの排水マスもきれ~に掃除したいものです。

一年位なら、しろい塊がちらほら付着しだしてはいますが、

掃除すれば事足りる程度で、まず致命傷にはならないでしょう。

 

 

しかし、この排水マスが、自宅のどこにあるか分からないとか、

場所は分かっているのだけど、床下で、畳・家具などがあって確認すら出来ない時などは、

谷元工務店に迷わずお電話でお知らせくださいね!!

 

すぐ~にお伺いいたします!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2011年10月08日

瓦棒(かわらぼう)葺きの屋根

カテゴリー:
家を知る建築用語

瓦棒葺きってなに?

 

 

瓦棒葺きとは板金(トタン・GL鋼板・ステンレス鋼板など)で施工される

板金屋根の工法の一つです。

急な勾配を必要とせず、様々な形の屋根に対応するため、

日本各地あらゆるところで見ることができる屋根です。

 

材料と材料の継ぎ手部分に大きな高低差を付けることで防水効果を得ていますので、

極端な話し、例えばコップ一杯の水が一箇所に溜まらないだけの傾きがあれば

施工可能な屋根と言えますね。

 

 

siryou_kawarabo01.gif

 

 

 

 

長い板金材を図のように折り曲げて

 

siryou_kawarabo02.gif

 

 

 

 

 

このような形にした金属材を屋根の傾きに対して平行にならべていきます

siryou_kawarabo03.gif

 

 

 

 

 

 

 

上図のように部材を繋いでいくのが基本的な構造です。

芯材の代わりに板金部品を使う工法が三晃式瓦棒やマルハゼ式瓦棒です。

勾配を必要としない屋根を可能にしますが、

板金素材や野地板には断熱効果は望めません。

ですので、もし屋根裏空間を広くとれない場合は

断熱効果をどのように得るかが一つの課題です。

 

最近では優秀な断熱材が多く流通しています。

天井と屋根の間にそれらを敷き詰める事によって、断熱効果を得ることができます。

 

板金屋根.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もっともメジャーな屋根の形態の一つですね。

本当にどこにでもある屋根、瓦棒葺き屋根です

2011年10月07日

改装工事・・・

カテゴリー:
工事紹介

一言で改装工事と言いましても、

いろんな形がありまして、

お住まいになられているお施主様から谷元工務店に依頼を頂く、

例えば屋根が古くなってきたから直してとか、

トイレを和式から洋式に替えてほしいなども改装工事といいますが、

 

お住まいになれていない、言わば空き屋になっているところを

不動産屋さんからの依頼で行う工事も改装工事といいますね。

 

今回は三井の同級生で不動産業を営んでいる、(株)朱雀工務店さんからの依頼で

ほぼ全面改装の工事を行いました。

 

では例のごとくビフォー・アフターいってみましょう!!

玄関.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

まずは玄関まわり

勝手口ドアが玄関ドアとして取り付けてありましたが、

限られた寸法で、その寸法に合うアルミサッシがなかなか見つけられなかったのですが、

玄関枠はハンドメイドで、ドア本体も特注品にて対応しました。

一階外壁は、モルタル壁を一度めくり、下地からし直し、防水加工も施して塗装で仕上げました。

 

ん~、とっても玄関らしくなりました。

 

キッチン1.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 




キッチンも、予算と寸法のバランスからシステムキッチンではありませんが、

壁にはキッチンパネルを施工し、白を基調としたキッチンで清潔感を出し

明るいキッチンに仕上げました!

 

トイレ.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トイレも朱雀工務店さんのご意向で、

工事を完成させてから、このお家を販売するって流れでの改装工事に於いて

洗浄機付き便器を、最初から標準で設置したいとのことで、

普通便器だけを新調するのではなく

トイレとしての機能性・グレードも上げる内容で進めました。

壁等も残すところは残して、工事すべきところは工事する。

このあたりの見極めが、改装工事をするにあたりとても難しいところですが・・・。

 

居間.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

居間は塗り壁だったところにクロス下地を施し、

クロスを貼りました。

畳の床(とこ)はまだまだしっかりしていて使える状態だったので表替えで対応。

逆に床下地の状態が、歩いただけでふかふかしていて、あまり良くなかったので、

束石を据えて大引き根太を入れて

カチッと床の補強をしました!

 

壬生森前町現場 (123).jpg

壬生森前町現場 (137).jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

床の補強をしたので、

どんだけ重たい家具を置いても、飛んでもはねてもびくともしない床に仕上がりました。

安心してお住まいして頂ける状態です!

まだ見ぬお施主様の為にも、手はぬきません!!

 

二階北.JPG

二階南.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑ 

二階は和室でしたが、ベッドを置かれたり、子供部屋としても使えるよう

フロア調にして洋室風に仕上げました。

ガラッと雰囲気が変わりました。


 

洗面.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑洗面所もスカッと、洗面化粧台も新調です。

 

 

風呂.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浴室も綺麗に模様替え

この浴室も限られたスペースにタイル張りのお風呂、

ここをスカッとさせるのも少し苦労しましたね。

ステンレス浴槽を新調し、給排水の仕込み・サッシ・シャワーカランも新調、

給湯機も今回新しく設置しました。

 

風呂外壁.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

給水・給湯・ガスの配管は露出にはなっておりますが、

後々のメンテナンスがしやすいのと、工程の簡略化を狙っております。

 

 

 

裏.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一番苦労したのが、裏の下屋の箇所でした。

波板が貼ってあったのですが、一部お風呂の屋根と絡んでたり、水仕舞が悪かったのと

波板の骨組みの鉄骨が、劣化が激しくて再利用できる状態じゃなかったこと。

結局、板金の瓦棒葺きで、しっかりした屋根にすることになりました。

こうしておくと、一階のお風呂の屋根や裏の勝手口の部分の水仕舞もしっかりでき、

波板の屋根なんかより、う~んと強い屋根となりました。

これでより安心ですね。

 

 

 

お仕事が完了してから、このお家を購入されるお施主様を探していくって現場なので、

どこまで工事して、どこまでを残すかって言う

そのあたりの工事の内容を決めるのが、本当に難しい現場ではありました。









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