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2017年04月24日

キッチン・リビング&浴室洗面室大改装Ⅲ

カテゴリー:
工事紹介
暖かくなってきて、
気持ちてきにも少しフワッとした気分になりがちな季節ですが、
皆さんいかがお過ごしですか?

私はといいますと、
体を酷使している覚えもないし、
重たいものを運んだりも大工さんに任せてるので、
体の負担は0に近いと思っているのに、

やっちゃいました・・・。
腰椎捻挫。俗に言うぎっくり腰。
このぎっくり腰の事は、またの機会にブログにアップさせていただくとして。

ただ、数日間寝返りもままならない寝たきり状態が続いたので、
お施主様・うちの社長・現場の大工さんや協力業者さんにむちゃ迷惑をかけてたので、
本日復帰し、その迷惑分を取り戻すためにも気張らんとあきません!

さて、本日は前回に引き続き
リビング・洗面室の工事の様子をご紹介いたします。

いよいよ、大工作業にとりかかります。
重量鉄骨造といいましても、建物の内部は、木造で進めることももちろん出来ます。
床から、壁から天井まで。

では、工事の様子を見て行きましょう。
DSC_3680.JPG







































まずは、むき出しになった
コンクリート床(スラブ)の部分に
建物・外壁・新たに設ける内壁等の
ラインを図面や寸法から割り出し、
墨打ちをしていきます。

作業工程に、重要瑣末がある訳ではありませんが、
この墨打ちの作業も、特に重要で
古い壁と新しい壁のずれを修正したり、
ラインが歪むことがない様しっかり
設定をしていかないと、
最後の最後、完成間際で、あれっ?って
なってしまったりの可能性もあり、
最悪の場合新規キッチンが設置できないことになったり、
新規のユニットバスが納まらなかったりも発生しかねませんので、
細心の注意を払い、
あらゆる可能性を探り、
作業を進めていきます。


DSC_3688.JPG







































あと、高さの設定も、壁のラインと同様
最重要課題ですね。

このコンクリート床(スラブ)は、
あくまで隠れる部分ですので
平らなように見えて、厳密に言うと
数ミリから数センチ高さがまちまちな所があるんです。
だから、その凸凹を的確に測り、
お部屋の床を仕上るときには、水平になるように
この時点で、きっちり高さの確認をするんです。

上の画像は、その壁際の床下地の様子です。
今回改装するリビングと、既存の廊下や掃出し窓の既に決まっている仕上がりの高さを
まずは確認し、そこでもやはり、数ミリの誤差があることがありますので、
その誤差をうまく調整できるように、改装するお部屋の床の高さを設定していきます。

壁の鉄骨と木造を釘や強力なビスで固定していきます。

そして、壁のライン・高さの設定が完了したら↓↓↓
DSC_3692.JPG







































なにやら奇妙なものを
床に並べていってますが、
これが、今回の床の下地になる材料です。
プラ束っていいます。
プラスティックの束やから、プラ束?
工法として、このコンクリート床に直接
大引きや根太を止めていく従来の工法も
あるのですが、スラブの凸凹をなくし
水平にする作業に手間がかかったり
後に紹介する給排水の配管を仕込むのに、
邪魔になって通せないような不具合も起こすので、今回はキッチン・リビングということもあり、
このプラ束下地の工法で進めることになりました。
ずらっと並べると異様な感じです。
DSC_3696.JPG







































このプラ束の優れたところは、
上の合板部分が左右に回せて、高さが上下するんです。
だから、このプラ束をボンドで床にくっつけてから、
合板の天端をすべて同じ高さに調整するだけで、
床の水平を容易に出すことが可能なんです。
コンクリートスラブの凸凹なんてなんのその!
ぴしーっと、一発で水平を出せるんです。
ただ一個一個ねじって調整するので、
気の遠くなるような作業ではあるのですが・・・。

そこはプロの職人!一個一個の調整ですが、それをスカッと合わせる技で、
作業を進めてもらいます!

そんなとき現場に張り付いていると、
目で訴えてしまうんですかね?
大工さんには「ケツたたかんといてくれ」って言われてしまうんですが・・・。
通訳すると(笑)、取り掛かっている作業に対して、急かす・あおるって感じの意味です。

で、このプラ束の上に構造合板を乗せるんです!
DSC_3702.JPG







































この写真で、あー!なるほどと、
ご納得いただけると思います。
こんな使い方をするんです、プラ束って。
素材はプラスティックですが、
30cm間隔で据えていきますので、
耐荷重も全く問題ありません!
タンス・食器棚等の家具を設置しても
ビクともしませんよ。


あー!!ってなったところで、今日はこの辺で。
次回は、この工法のもう一つのメリットをご紹介しましょう。

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