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2016年03月08日
この洋室にこれをもってきます!
- カテゴリー:
- 工事紹介
今日はまじめに、現場紹介をいたしますね。
今回のご依頼は、
現在お住まいの自宅の一部を解体し、お子さまの新築をお隣に建てられたことで、
今までご自宅の二階にもトイレがあったのですが、
その一部の解体した部分にトイレも含まれてまして、
まあ一階のトイレだけで事足りるかなと、思っておられたのですが、
二階にトイレのない状態でしばらくお住まいになられていると、
夜就寝してからとか、今まであったものが、いざなくなると、
やっぱりご不便に思われるところが出てきて、
新たに洋間の一部のスペースにトイレを設置することに。
設置位置は、画像にもありますように、
小さな窓を利用して、大きな窓と壁までのスペースを利用することに。
幸い、ベランダへ出る大き目の窓も隣り合わせでありましたので、
トイレを設置しても、お部屋の明るさは確保できますし、
小さな窓でトイレへも光が取り入れられ、換気用としても有効利用もできますので、
設置位置としては、絶好のポジション!
内壁の一部をめくり、
今回の解体で外壁の補修をさせて頂いた裏側が見えてる状態です。
この工事で一番の悩みどころが給排水の配管経路だったのですが、
真下のお部屋がダイニングキッチンでして、
二階からの工事だけ(一階天井や壁をめくることなく)で、
一階天井懐を利用して、何とか排水管を下に持って行けないかとか、
ベランダの下が、下屋になっていて、その屋根の下の懐を利用できないかとか・・・。
めくった状態で、設備担当さんと打ち合わせ、あーでもない、こーでもない・・・。
最終判断は、外壁の一部を貫通させて、
外部へ露出させて外部の排水マスに接続するのが最良となりました。
工法的にも天井の中をくにゃくにゃ通すより、漏水などの危険も最小限で抑えられるし、
費用的にも、一階の天井や壁をめくったりする手間も省け、
もし一階を工事するなら、ダイニングキッチンに、お施主さんにいてもらえなくなるので、
料理も食事も制約がかかってしまうのもありますし。
一つ、気を付けなればいけない点は、
外壁に穴を開けて配管を通しますので、
せっかくきっちり防水シートを貼ったり、サイディングを施工して
雨水対策をしているのに、そこに穴を開けますので、
その配管まわりの防水処理もきっちりしておかないといけないところです。
↓ものすごくシンプルな配管で納めることができます。
配管の処理が済んだら、
内壁の下地工事です。
壁下地の懐を利用して、開口をとってあります。
トイレならではのスペースになりますよ!
ドア枠を取り付けて、壁下地・ボードを施工して、
ベランダの窓枠とトイレの壁の位置、トイレ室内のスペースを最大確保する為に
ミリ単位の施工をしております。
あと、既存の床を利用して、新設トイレを設置しますので、
床の水平等がばっちり出ていることはまれで、
既存の床と、新たなトイレの床の取り合いをうまく工夫して、
自然に納まっているように見せるのも、腕の見せ所でしたね。
僕の腕と違って、大工さんの腕ですけどね・・・。
クロスを貼りましたら、もうトイレ室として、完成間近となりますね。
トイレならではのスペースは、こうなりました。
ニッチですね。
どうしても殺風景になりがちなトイレ。
そこに、飾りを置いてもらったり、芳香剤を設置したり、時計を置いたり、
予備ペーパー置きにもなったり。
便器・ペーパーホルダー・タオルリングを設置しまして、完成!!
こんな感じ。ちょっとしたモノを置いてもらうスペースになりました。
↓↓↓↓↓
扉を閉めたところもパシャリ。
これで以前と同じように、ご不便なくお使いいただけるようになりました。
工事期間は2週間程度、
スペース的にはタタミ3分の2程のスペースですが、
設備屋さん・大工さん・電気屋さん・塗装屋さん・内装クロス屋さんと、
携わる業者さんは、多種多様。
このうちの、一つでも欠けたら、完成させられないんですね。
ん~、改めて協力業者さんの大切さを実感いたします!