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2011年10月08日
瓦棒(かわらぼう)葺きの屋根
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- 家を知る建築用語
瓦棒葺きってなに?
瓦棒葺きとは板金(トタン・GL鋼板・ステンレス鋼板など)で施工される
板金屋根の工法の一つです。
急な勾配を必要とせず、様々な形の屋根に対応するため、
日本各地あらゆるところで見ることができる屋根です。
材料と材料の継ぎ手部分に大きな高低差を付けることで防水効果を得ていますので、
極端な話し、例えばコップ一杯の水が一箇所に溜まらないだけの傾きがあれば
施工可能な屋根と言えますね。
長い板金材を図のように折り曲げて
このような形にした金属材を屋根の傾きに対して平行にならべていきます
上図のように部材を繋いでいくのが基本的な構造です。
芯材の代わりに板金部品を使う工法が三晃式瓦棒やマルハゼ式瓦棒です。
勾配を必要としない屋根を可能にしますが、
板金素材や野地板には断熱効果は望めません。
ですので、もし屋根裏空間を広くとれない場合は
断熱効果をどのように得るかが一つの課題です。
最近では優秀な断熱材が多く流通しています。
天井と屋根の間にそれらを敷き詰める事によって、断熱効果を得ることができます。
もっともメジャーな屋根の形態の一つですね。
本当にどこにでもある屋根、瓦棒葺き屋根です