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2011年09月21日
木造軸組工法(在来工法)とは?
- カテゴリー:
- 家を建てる基礎知識
木造軸組工法(在来工法)とは?
日本の建物の伝統的な建築工法です。
コンクリート基礎と土台をアンカーボルトで連結し、
土台の上に柱を垂直に組んで
梁(はり)や桁(けた)などを専用の金具で柱と連結して
建物の骨組みを造ります。
柱や梁などを連結させる金具は様々な種類があり
耐震性能や建物の全体の性能を高めています。
柱は垂直方向の力に強く
梁は水平方向の力に対して強いのが基本です。
しかし土台・柱・梁だけで家の骨組みが出来るわけではありません。
柱も梁もあくまで垂直・水平でないと十分な性能は確保できません。
柱や梁を、筋交いや火打ちなどの金具を使い固定し
初めて十分な性能を確保できるのです。
こうして出来た骨組みに屋根・床・壁を造り建物を造ります。
また、増改築や修繕なども比較的容易にできます。
谷元工務店でも木造での新築工事を行う際には、
主にこの軸組工法で行う事が多いです。
また土台・柱・梁などを大工さんが刻むのではなくて、
専門業者が図面を基に事前に工場でカット・加工し、
現場で組み合わせ固定していく
プレカット工法と言うのが主流となっております。
建物自体は木造軸組工法と同じですが
住宅の精度や工期の短縮などが可能となり、
今ではほとんどの工務店・ハウスメーカーが
プレカットを使用しています。
プレカットされた木材を一階から順に、
またレッカー(クレーン車)のアームがとどく範囲で
計算しながら建ててゆきます。